【ルパン三世ベストセレクション】第24話・第1位「さらば愛しきルパンよ」【☆×5】：魂に火を点けろ！：SSブログ

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【ルパン三世ベストセレクション】第24話・第1位「さらば愛しきルパンよ」【☆×5】　[ルパン三世] [編集]

ルパン三世50周年を記念し、7月から日テレ系列でファン投票24位までのエピソードを毎週放送するベストセレクションという企画が実施されています！
投票対象は下記です。

Part1シリーズ：第1～23話
Part2シリーズ：第1～155話
Part3シリーズ：第1～50話

栄えある第1位は名作ルパン三世TVシリーズPart2を締め括る記念すべき第155話「さらば愛しきルパンよ」でした！
レビュー以下はネタバレ注意です。

【ストーリー】
「じゃ、後始末に行こうか」

1981年、東京。繁華街に突如謎のロボットが舞い降りた。人々が驚きの声を上げる中、ロボットは宝石箱のウインドウを破り、レーザー光線で金庫の扉にも穴を開けて、宝石の数々を奪い取った。駆け付けた警察官も歯が立たない。そればかりか、超音波で警察官の動きを完全に封じてしまった。ロボットが飛び去る時、ルパンのカードがばら撒かれた。

【レビュー】
☆×5
※☆×5：最高！　☆×4：オススメ　☆×3：普通　☆×2：微妙　☆×1：無理かも

遂に第1位です。
前作「死の翼アルバトロス」に引き続き、宮崎駿テイスト全開の超名作「さらば愛しきルパンよ」が堂々のランクインとなりました。
思えばこのベストセレクションの第1話(第24位)が「さらば愛しき魔女」だったことを考えると、偶然の符合とはいえ奇跡だと思います。

オープニングから衝撃的です。
ラピュタのロボット兵！　そしてそれを操る少女はナウシカ！　というかクラリス！？
島本須美さんの凛とした声と名曲「炎のたからもの」、とにかくもうカリオストロ色というか宮崎駿色が凄い……これが30分アニメに凝縮されているんだから何と贅沢なことでしょう。
日常的な新宿に飛び込む非日常なファンタジー世界の対比がたまりません。
そしてほとんど謎の状況で終わる前半パート。
↓ネタバレする前に、もしご覧になっていない方は是非ご覧頂きたい秀作です。

背後で暗躍するルパン一味ですが、それを追う銭形のとっつぁんがいつにも増して凛々しい……と思っていたら、案の定ルパンの変装でした笑。
物語が急展開するのはラスト10分程度。
ニセモノルパン一味と本物のルパン一味との対比がとにかく圧巻。
いつもより眼光鋭くダークヒーロー然とした存在感のあるルパン、とにかく渋く凄みのある次元、圧倒的な色気と殺気の五エ門、そしてニセモノ達の姿をしっかりと証拠に収めるかわいらしい不二子ちゃん……特に上から降ってきた五エ門の横顔が綺麗で見惚れてしまいますね。
ニセモノだとわかってからの声優さん達の小物っぽい演技も必見です。

夕焼けの中物憂げな表情のルパンが、不二子ちゃんが加わったことでまた笑顔になって一味で走り去っていく情景は名シリーズPart2の最終話に相応しいラストシーンだと思いました。

以上、半年に亘って放映されてきたルパン三世ベストセレクションですが、観たことのない名作回も沢山観ることができ、大満足でした！
50周年記念作品の制作も決まったということで、今後もルパン三世から目が離せませんね。
次の展開を楽しみに待ちたいと思います。