【THE YELLOW MONKEY・映画】「オトトキ」感想【☆×5】 [音楽]
2017年に東京ドーム公演を成功させ、2018年にはNEW ALBUMのリリースも予定されているTHE YELLOW MONKEY。
公開中のドキュメンタリー映画「オトトキ」を見逃してしまい、ざんねん……と思っていたら、ギリギリまだ放映している劇場があったので、行ってきました!
結論としては、映画館で観られて本当によかったです。やはりあの空間で観ると感動もひとしおですね。
内容としては再集結した2016年のツアーを中心にメンバーへのインタビュー等も交えて構成されたドキュメンタリー作品なのですが、すっかり見入ってしまい、あっという間の2時間でした!
3月28日にはBlu-ray&DVDリリースも決まっていますが、折角なので感想を残しておきたいと思います。
レビュー以下はネタバレ注意です。
【ストーリー】
THE YELLOW MONKEYの音楽は「SHOW」である。
THE YELLOW MONKEYのライブは「SHOW」である。
THE YELLOW MONKEYの存在は、それ自体が「SHOW」である。
なぜ今彼らは再集結したのか?
「ザ・イエロー・モンキーはもう一生解散しない」、吉井和哉の言葉は本当なのか?
2004年の申年に解散し、2016年の申年に再集結。
あまりにドラマティックに復活した彼らの記録を新進気鋭の映画監督、松永大司が切り取る。
(「オトトキ」オフィシャルサイトより)
【レビュー】
☆×5
※☆×5:最高! ☆×4:オススメ ☆×3:普通 ☆×2:微妙 ☆×1:無理かも
「オトトキ」は2016年の「SUPER JAPAN TOUR」と2017年3月に彼らの誕生の地である渋谷La.mamaで行われた無観客ライブを主軸として2016年のイエモンの活動を追った構成となっています。
とにかく4人の家族のように深い絆が感じられてファンにとってはとても嬉しい内容なのではないでしょうか。
また、一世を風靡したロックバンドが解散の道を選び、その後10年以上の年月を経て再集結をする姿はファンのみならず音楽が好きな人にとってはグッとくることでしょう。
何よりこの作品が深く心に響くのは、ロックバンドとして表に見せている格好良さではなく、裏に潜めていた不安や脆さもそのまま映像として映し出しているところにあるのだと思います。
冒頭でイエモンの歴史を文字でシンプルに追っていき、休止・解散で音がぴたりと止まる演出は当時ファンではなかった(というか好きになった時は休止していたのでファンにはなれなかった)自分でも少し辛さを感じました。
そしてファンの皆さんが嬉しさと同時に不安も語るシーンの後に、復活ライブのオープニングチューン「プライマル。」の格好良さといったら!
一気に不安が霧散するあの瞬間は一度目の鳥肌ポイントと思います。
その後、ツアー中にギターEMMAとドラムANNIEのお父さんが亡くなっていたことや、LOVINこと吉井さんが5歳の時にお父さんと死別していることが明かされます。
最年長のHEESEYは逆に自分が父親としての立場で息子との関係性を語り、その後無観客ライブの映像に移って「Father」を演奏するのはよかったです。
全体的にアニーが沢山話している感じが新鮮でした。
また、個人的には吉井さんの波瀾万丈な過去の話(「その時水商売のバイトしてて」「お金がなくてバンドチケットの手売りしたお金に手を出して」と普通に笑顔で話しています)の中で、「LOVERS ON BACKSTREETができた時に、いけると思った」というようなことを言っていて、非常に共感したり……当時の状況は勿論知らなかったのですが、あの曲には本当にパワーがありますよね。
大好きな曲です。
それにしても終盤の2016-2017年のカウントダウンライブ「JAPAN COUNTDOWN」で吉井さんの声が出なくなり中断する映像はよく出したなと思います。
まさか紅白歌合戦で歌った後にこんなことになっていたとは……衝撃でした。
舞台裏の緊張感と、メンバーが吉井さんを労る様子は非常に印象的。
その前のライブでも点滴を打った後リハなしでフラフラしながら歌う姿や、ガラガラの声ながらもスタッフの提案した1曲ではなく3曲歌うことを選んだ吉井さんのプロフェッショナルさに感動しました。
(B'zファンとしては、昨年末の「RADIO CRAZY」で稲葉さんの声が出なくなり中断、短縮してのライブとなったことが記憶に新しく……ハラハラしながら見入ってしまいました)
また、解散した時のメンバーの気持ちについて、吉井さんが「訊いていないしこれからも訊かないと思う」と不安を吐露するシーン。
それに対してのメンバーの回答が、きっと渋谷La.mamaの一体感や、EMMAが作詞作曲したエンディング曲「Horizon」なのだろうと思うと、吉井さんの宣言通りきっとTHE YELLOW MONKEYはもう解散しないのでしょう。
エンドロールでの「Horizon」とファンの皆さんの映像の合わせ技には泣いてしまいました。
ファンの方は勿論、ファン以外の方の心にも深く印象の残るそんな作品であると感じました。
おすすめです。
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結論としては、映画館で観られて本当によかったです。やはりあの空間で観ると感動もひとしおですね。
内容としては再集結した2016年のツアーを中心にメンバーへのインタビュー等も交えて構成されたドキュメンタリー作品なのですが、すっかり見入ってしまい、あっという間の2時間でした!
3月28日にはBlu-ray&DVDリリースも決まっていますが、折角なので感想を残しておきたいと思います。
レビュー以下はネタバレ注意です。
【ストーリー】
THE YELLOW MONKEYの音楽は「SHOW」である。
THE YELLOW MONKEYのライブは「SHOW」である。
THE YELLOW MONKEYの存在は、それ自体が「SHOW」である。
なぜ今彼らは再集結したのか?
「ザ・イエロー・モンキーはもう一生解散しない」、吉井和哉の言葉は本当なのか?
2004年の申年に解散し、2016年の申年に再集結。
あまりにドラマティックに復活した彼らの記録を新進気鋭の映画監督、松永大司が切り取る。
(「オトトキ」オフィシャルサイトより)
【レビュー】
☆×5
※☆×5:最高! ☆×4:オススメ ☆×3:普通 ☆×2:微妙 ☆×1:無理かも
「オトトキ」は2016年の「SUPER JAPAN TOUR」と2017年3月に彼らの誕生の地である渋谷La.mamaで行われた無観客ライブを主軸として2016年のイエモンの活動を追った構成となっています。
とにかく4人の家族のように深い絆が感じられてファンにとってはとても嬉しい内容なのではないでしょうか。
また、一世を風靡したロックバンドが解散の道を選び、その後10年以上の年月を経て再集結をする姿はファンのみならず音楽が好きな人にとってはグッとくることでしょう。
何よりこの作品が深く心に響くのは、ロックバンドとして表に見せている格好良さではなく、裏に潜めていた不安や脆さもそのまま映像として映し出しているところにあるのだと思います。
冒頭でイエモンの歴史を文字でシンプルに追っていき、休止・解散で音がぴたりと止まる演出は当時ファンではなかった(というか好きになった時は休止していたのでファンにはなれなかった)自分でも少し辛さを感じました。
そしてファンの皆さんが嬉しさと同時に不安も語るシーンの後に、復活ライブのオープニングチューン「プライマル。」の格好良さといったら!
一気に不安が霧散するあの瞬間は一度目の鳥肌ポイントと思います。
その後、ツアー中にギターEMMAとドラムANNIEのお父さんが亡くなっていたことや、LOVINこと吉井さんが5歳の時にお父さんと死別していることが明かされます。
最年長のHEESEYは逆に自分が父親としての立場で息子との関係性を語り、その後無観客ライブの映像に移って「Father」を演奏するのはよかったです。
全体的にアニーが沢山話している感じが新鮮でした。
また、個人的には吉井さんの波瀾万丈な過去の話(「その時水商売のバイトしてて」「お金がなくてバンドチケットの手売りしたお金に手を出して」と普通に笑顔で話しています)の中で、「LOVERS ON BACKSTREETができた時に、いけると思った」というようなことを言っていて、非常に共感したり……当時の状況は勿論知らなかったのですが、あの曲には本当にパワーがありますよね。
大好きな曲です。
それにしても終盤の2016-2017年のカウントダウンライブ「JAPAN COUNTDOWN」で吉井さんの声が出なくなり中断する映像はよく出したなと思います。
まさか紅白歌合戦で歌った後にこんなことになっていたとは……衝撃でした。
舞台裏の緊張感と、メンバーが吉井さんを労る様子は非常に印象的。
その前のライブでも点滴を打った後リハなしでフラフラしながら歌う姿や、ガラガラの声ながらもスタッフの提案した1曲ではなく3曲歌うことを選んだ吉井さんのプロフェッショナルさに感動しました。
(B'zファンとしては、昨年末の「RADIO CRAZY」で稲葉さんの声が出なくなり中断、短縮してのライブとなったことが記憶に新しく……ハラハラしながら見入ってしまいました)
また、解散した時のメンバーの気持ちについて、吉井さんが「訊いていないしこれからも訊かないと思う」と不安を吐露するシーン。
それに対してのメンバーの回答が、きっと渋谷La.mamaの一体感や、EMMAが作詞作曲したエンディング曲「Horizon」なのだろうと思うと、吉井さんの宣言通りきっとTHE YELLOW MONKEYはもう解散しないのでしょう。
エンドロールでの「Horizon」とファンの皆さんの映像の合わせ技には泣いてしまいました。
ファンの方は勿論、ファン以外の方の心にも深く印象の残るそんな作品であると感じました。
おすすめです。
オトトキ [ THE YELLOW MONKEY ] |
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