【B'z】5th DVD/VIDEO「The true meaning of "Brotherhood"?」感想【B'z LIVE-GYM -At Your Home-】：魂に火を点けろ！：SSブログ

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【B'z】5th DVD/VIDEO「The true meaning of "Brotherhood"?」感想【B'z LIVE-GYM -At Your Home-】　[B’z] [編集]

現在COVID-19が世界的に猛威を振るっており、世界中で「STAY HOME」が合言葉となり、見えない敵との戦いにみんな疲弊してきている状況です。
そんな中、なんとこの度5月末までの期間限定で、これまでリリースされた23の映像作品全てをYouTubeで無料公開するというB'zさんからのスペシャルプレゼントが！

https://www.youtube.com/channel/UCpEEcJhBig2GqUFxcXjqiLg

「B'z LIVE-GYM -At Your Home-」、すこしでも多くの方に届いてほしいです。
ということで、私も今回の機会に改めて1本ずつ観て感想を残していきたいと思います。

本日は5本目の映像作品「The true meaning of "Brotherhood"?」。
ほぼ全編がドキュメンタリー映像で構成された、B'zの映像作品の中でも異色のものとなります。
音楽ドキュメンタリーでは売上1位とか……？うーんすごい。

ということで、5作目の映像作品「The true meaning of "Brotherhood"?」です。
これは前述した通りほぼ全編がドキュメンタリーとなる作品で、この後にBrotherhoodツアー千秋楽の様子が「once upon a time in 横浜～B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"～」でVHS作品としてリリースされます。
B'zといえばやはりライブ！のイメージも強いですが、作品作りの様子やレコーディング風景、ライブの裏側が観られるという意味ではかなり貴重な映像作品となっています。
特に10枚目のアルバム「Brotherhood」が好きな方にとってはたまらない内容だと思いますし、アルバムを聴いていれば聴いている程楽しめるはず。
アルバム、次作のライブ映像とセットだと思って頂くのがいいんじゃないかと。

ドキュメンタリーはふたりのインタビューを挟みながら、スタジオでのバンドメンバーとの合宿笑のような風景から始まります。
サポートドラマーの黒瀬蛙一さん、ベーシストの満園庄太郎さんとB'zの4人がなんかたまり場みたいな状況で音楽やっているのがすごーく新鮮です。
特に床に寝っ転がりながら歌詞を考える稲葉さん……笑。
名曲「ONE」やアルバム「Brotherhood」に収録される作品達はこうやって生まれたんですね。
この場面を観ていると、歌のメロディーラインにかなり松本さんがアドバイスをしているのがわかります。
というか、「Brotherhood」は速いテンポの曲も多く、かなり言葉が詰め込まれているので難しいんですよね……よくあのメロディーラインを見付けてあれだけの歌詞を落とし込んだなぁという感じ。
そして歌だけでなく曲も鬼難易度ばかりが並ぶのが「Brotherhood」の特徴です。松本さんをして「できるだけ弾きたくない笑」と言わしめた曲が1曲だけでなくゴロゴロあるという……笑。
前作「SURVIVE」もロック色強かったと思いますが、そこから更にハードに振り切った印象がありましたね。

その後も様々なレコーディング風景が進んでいくのですが、驚くのはLAのレコーディング。
当時「ギリギリchop -Version51-」で共演したMR.BIGのドラマー、パットとベーシストのビリーが出て来るのも非常にゴージャスなのですが、なんとその前に前サポメンドラマーのデニー・フォンハイザーの姿が！！
デニーさんにまた会えるとは思っていなかったのでびっくりしました。
それにしてもビリーさんの四弦達人っぷりはあいかわらず変態レベル……(褒め言葉)。
彼は2002年のLIVE-GYM "GO★FIGHT★WIN"ツアーではなんとサポメンとして再登場するので、超絶ベーステクを堪能したい方は是非！！(「A BEAUTIFUL REEL」という作品です)
また、ギリちょのMV撮影映像も観られます。撮影後映像を確認して、ラストシーンの爆発で爆笑するおふたり笑。

その後はSHOWCASEやツアーが始まるので、少しずつライブ映像を挟みながら進行していきます。
大きなドームだけではなく、小さなホールでは演出でごまかせず、音で勝負するしかない、どこでもできるバンドでいたい、という思いを松本さんも稲葉さんも語っており、この音楽に対してのどこまでも真摯な姿勢、ストイックさが今のポジションを築いているということが改めてわかるシーンです。
このツアーから開始した「MEET & GREET」(ファンがB'zに会えるというスペシャルイベント)や、前年の10周年の時(ベストアルバムの劇的ヒット)の話を通して、ふたりがファンやクルー等自分達を支えてきてくれた人達を「Brother」と呼び、感謝の想いを「Brotherhood」に込めたという話も紹介されます。
そしてこのツアーの見所はふたりのソロコーナーですかね。映像上もしっかり尺を取って紹介されています。
稲葉ソロの「遠くまで」のストリングス部隊とのやり取り、最初はかなり聴いていて危なっかしいズレ方していてハラハラしましたが(稲葉さんが一生懸命テンポを合わせようとしているのがわかる)、その後調整を経てマッチした後は本当に素晴らしいですね。稲葉さんの生シャウトが圧巻。このツアー「Brotherhood」といい本当に稲葉さんのシンガーとしての底力を見せ付けられます。
そしてTAKソロでは名曲「GO FURTHER」！！
シグネチャーモデルが出たのもあってよく練習した！と話している時の松本さんが嬉しそうでほっこりしますね。
そして雨の横浜の映像がまた素晴らしい。これは次作でじっくり！観て頂きたいです。
ライブ終了後に松本さんが「今日すごくよくなかった！？」と稲葉さんに話しかけている通り、稲葉さんがキレッキレです。「Brotherhood」と言えばやはりラストのシャウト、とにかく画になります。

そして仲良しサポメンズ。「Brotherhood」は本当に超骨太バンドサウンドですよね。
このメンバーだったからできたアルバム・ツアー、といっても過言ではないと思います。
稲葉さん＋カイチ＋庄ちゃんで楽屋で大声大会みたいなのを始め、最後に増田さんが「じゃかあしい！！」とツッコむという笑。
最初の合宿もそうだし、いきなりやりたい曲ができたりするのも本当にこの5人でよくまとまっていたからだな～と改めて思います。
個人的には初めて観に行った時のメンバーがこのメンバーだったのでとてもなつかしい気持ちです。

そしてデビュー曲「だからその手を離して」も、11周年目の9/21にハードロックに生まれ変わります！
これがマストアルバム「Mixture」につながっていくんですね。
11周年記念ならやりなよ！と背中を押してくれる増田さん。
そしてイントロのメロディをずっと間違えて認識していたことが発覚する稲葉さん……その上歌詞も忘れてしまいテキトーにごまかしています笑。

その後横浜の時の激しさとは違うホール公演での「Brotherhood」でこのドキュメンタリー映像は幕を閉じます。
松本さんがインタビューで「アルバム＋ツアーでひとつの作品」と話しているその通りだな～と思いますね。
スタッフロールでは「夢のような日々」が流れ、ラストではその制作風景も観ることができ、最後まで満足感いっぱい！
そしてそして！ビデオ版にしか収録されていなかったライブビデオの告知映像まで！
結果的に発売されたのは、本編と対になった「Brotherhood」ツアーのものでしたが、この映像観ると……これ以前の作品も是非してほしい……！！

SET LIST
01.1999 Key Word
02.February Cross Bone Lounge Pre-Production
03.February Tokyo Recording
04.February Osaka Recording
05.April Los Angeles Recording
06.June Tokyo Live Rehearsal
07.June Sapporo Live Rehearsal
08.6.30 SHOWCASE “B'zepp”in Zepp Sapporo
09.July LIVE-GYM'99 “Brotherhood”
10.August LIVE-GYM'99 “Brotherhood”Intermission
11.8.28-29 LIVE-GYM'99 “Brotherhood”in Yokohama
12.September LIVE-GYM'99 “Brotherhood”-EXTRA-
13.9.25 LIVE-GYM'99 “Brotherhood”-EXTRA- Finale in Kyoto

以上、5作目の映像作品「The true meaning of "Brotherhood"?」の感想・レビューでした。
前述した通り、この作品は是非！次作とセットで観て頂ければより楽しんで頂けると思います。
次作はまた……予想を裏切らず、すごいですよ。。。