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【B'z】15th Blu-ray/DVD「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」感想【B'z LIVE-GYM -At Your Home-】 [B’z]



現在COVID-19が世界的に猛威を振るっており、世界中で「STAY HOME」が合言葉となり、見えない敵との戦いにみんな疲弊してきている状況です。
そんな中、なんとこの度5月末までの期間限定で、これまでリリースされた23の映像作品全てをYouTubeで無料公開するというB'zさんからのスペシャルプレゼントが!

https://www.youtube.com/channel/UCpEEcJhBig2GqUFxcXjqiLg

「B'z LIVE-GYM -At Your Home-」、すこしでも多くの方に届いてほしいです。
ということで、私も今回の機会に改めて1本ずつ観て感想を残していきたいと思います。

本日は15本目の映像作品「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」。
前年ツアー「Ain't No Magic」から同様の演出を引き継ぎながらもがらりと雰囲気を変え、そして格段に進化したそのパフォーマンスに圧倒される秀作です。

ということで、15作目の映像作品「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」です。
本作は18枚目のオリジナルアルバム「C'mon」を軸としたアルバムツアーであり、2011年に開催されたLIVE-GYMの様子を収めた映像です。
2011年といえば、そう東日本大震災の起こった年です。
実際にアルバム発売時にもおふたりがインタビューで答えている通り、レコーディング終盤で震災が起き、最終的に震災後の様々な活動を経た後に表題曲「C'mon」を加えてリリースしたのが「C'mon」という作品でした。
正に「C'mon」という曲が形作るアルバムの空気感を見事に体現してみせたライブだと思います。

当時諸事情により参戦できなかったんですが、この映像改めて観てみると新たな発見だらけですね。
恐らく連チャンでずっとライブ映像を追ってきているからだと思うんですけど、正直演出に真新しいものが全くないんですよ。
可動ステージと井戸コント笑は前年ツアーAin't No Magic(以下MAGICツアーとします)から引き継いでますし(一度使用した演出を翌年も準用することは過去にもあったと思いますが、ここまで変えてないのは珍しいのでは)、何ならオープニングで壮大な映像を組み込んでいる所も似ています。
でも雰囲気が、演奏が、全く違うのは何故なのか……自分なりにちょっと考えてみたのがこちら。

・新サポートギタリスト大賀さんの存在。これは間違いなくそうでしょう。これまでも大田さんがコーラス&ギターで入ったことはありましたが(MAGICツアーは不在)、ここまでバリバリのギタリストが入ったのはB'z史上初。TAKとのギターユニゾンが素晴らしく、格段に演奏レベルが進化しているのは疑いようもありません。

・当然ながらセトリ。これはアルバム「MAGIC」と「C'mon」の違いでもあるでしょう。ゴージャスで幅広い楽曲が収められた「MAGIC」と、前述の通りの流れを汲んだ「C'mon」。またバラードの曲数は大きく変わりませんが、前半バラード祭りで一気にバラード成分消化→中盤以降ずっとノリノリのMAGICツアーと、コンスタントにバラードを配し、また本編・アンコールラストにもロックバラードと言える2曲を設定したC'monツアーの印象は大きく異なります。

・季節。MAGICツアーは冬~春にかけて行われましたが、C'monツアーは秋~冬にかけて行われ、それによってメンバー達の衣装もかなり印象が違います(特に映像作品はいずれも終盤のものが収録されているので、前作春、本作冬とはっきり分かれています)。

・会場の照明。MAGICツアーでは全体的に明るかったのが、C'monツアーでは全体的に暗く、照明もどちらかというと寒色系が多いです。

・演出への慣れ。前作の可動ステージのはしゃぎっぷりに井戸コントの演出詰め込みっぷりから、さすがに2年目となったのでなんか落ち着いた笑。

とまぁ色々ありますが、自分の記憶もあまりないせいか、正直想像以上に良かった! というのが素直な感想です。


・開幕のさよ傷超カッコイイ! ふたりで並んでのオープニングなんか久々? 衣装もいいですね。冬ライブの醍醐味はコート衣装!! うーんこのコート稲葉似合い過ぎてやばい……松本ファンなのに目が離せない……。

・この時のおふたりの髪型も好きです。稲葉氏のナチュラルヘアー……やはり私は黒髪短髪稲葉派。TAKのこの時のヘアセットも好きなんですよー、グラミー賞「TAKE YOUR PICK」の時のやつ! 青ギターが爽やかすぎて最高。

・さま弾の「さよならしよう」のラストで手を振り終えながら回る稲葉さんの格好良さよ。

・福引きする稲葉さんを笑顔で見つめるTAKの衣装がまたカッコイイ。TAKの白シャツ黒ベスト定番化してますけどむちゃくちゃ似合いますよね。そしてハズレを投げるDrシェーン笑。

・「Don't Wanna Lie」はいつも間奏がかっこよくて困る。Key増田さんのバックから映すカメラアングル最高だしBaバリーもシェーンもピンでむっちゃ抜かれるし大賀さんもみんなで一緒に歌ってるしいい……。

・まさかの「BE THERE」! なんかアレンジが落ち着いてる……!!

・MAGICツアーの「TINY DROPS」に引き続き当時そんなでもなかったのに染みる曲「Homebound」。歌詞が綺麗なんですよね。

・「ボス」前のメンバーのセッションがいい! ボスであるTAKがサポメンズを見てニヤっとしながらギター弾いてるの最高!! TAKのソロにかぶせてガンガンソロ入れる大賀さん素晴らしい。続いて増田さん、バリー、シェーンと軽く見せ場を挟んでまた主線に戻るのがいいですね。TAKもみんなも楽しそう!

・と思って油断してたら白いほわほわしたまったり衣装にお色直しした稲葉氏が登場。Cメロでオペラっぽく歌い上げるのが珍しい!ラスサビ前で首抑えながら歌うのセクシーすぎる。。。

・唐突な手拍子練習笑。「DAREKA」は名曲ですよねー! しかしこれさりげないですけど、この手拍子に合わせて弾き始めるの難しくないですか!? TAKがかなりメンバーや周りを見ながら弾いているのがわかります。そして曲ラストで地面に吸い込まれる稲葉氏笑。えっ……

・そしてまさかの井戸コント再来。えっそんな気に入ってたの??笑。そして遂にTAK専用の黄金の井戸が登場します。観客の「一緒に(井戸)入ってー♡」の煽りもわからなければ、黄金の井戸に稲葉氏が入っただけでキャーキャーなる会場もわからなければ、TAK台詞を全てアテレコする稲葉氏もわからなければ、井戸への拍手を求められて唐突に終わるコーナーもわけわからない……我々は一体何を観ているんだろう……(遠い目)

・しかも直後の井戸スプラッシュかっこよすぎ。「Splash」は原曲も好きですが英語版はほんとに映えますよね!

・続いて震災後のTV放映で披露された「Brotherhood」が! 震災後から2番Aメロの「こっちだって毎日クタクタになってる」が「誰もが毎日クタクタになってる」に歌詞が変わっています。これによってブラフはB'zファンのことだけを歌う曲ではなくなりましたよね。本当名曲です。

・バンドメンバー紹介はシンプルに喋りなしですが、そこから始まるしっとりした「#1090」(Mステテーマ曲)が格好良いのなんの……後半でTAKが加入するのも勿論見所のひとつです。その後真摯に感謝を伝える松本さんのあたたかいMCに癒されます。

・「BLOWIN'」から可動ステージに! しかしみんな前回よりだいぶ落ち着いてます。「風を受けて立ち上がろうとする君は美しい」の所で立ち上がるシェーンが美しい……。

・「イチブトゼンブ」で仲良くTAKとバリーさんが演奏してるのがまたいいです。ていうか今回かなりTAKが弾きながら歌っているシーンが多いんですよね。やっぱ大賀さんが入って余裕ができたのかしら……。

・「裸足の女神」前のTAKと大賀さんのユニゾンがいいですね。ふたりでテンポ合わせながらすごく楽しそうに弾いているのがこちらにも伝わってきてほんわか。。。そして「どこまで走ればあのひとに会える~」とTAKに会いにいく稲葉さん……どんだけ好きなんだろう……。その後大賀さんとも絡む稲葉さん。大賀さんの愛されっぷりよ。。。

・「Liar! Liar!」でもツインギターの良さが如何なく発揮されています。素晴らしい!!

・本編ラストのMCで震災時の状況やその当時のB'zの思い、そしてC'monという作品に込められた意味が語られます。「『一緒に』元気になろうぜ、『一緒に』立ち上がろうぜ、『一緒に』行こうぜ、『一緒に』笑おうぜ」。目を潤ませながらもしっかりと言葉を紡ぐ稲葉さんと、稲葉さんを優しく見守る松本さん。そしてそこから披露される「C'mon」、本当に素晴らしいです。歌唱中も目が潤んでいる様子なのに力強く届く歌と演奏がまた泣けます。

・アンコール1曲目は名曲「いつかのメリークリスマス」。冬ライブの定番ですね。

・最後はウルソで終わりか~……と思いきやまさかの「Calling」!! この選曲はすごい。ラストCalling!? 本編ラストの「C'mon」の流れを引き継いで、涙腺にきますね。。。

・そしてそこから不意打ちのエンドロールは必見。まさかの名曲「Brotherhood」のリハーサル映像(歌詞は震災後のもの)、またアリーナ公演初日の仙台公演のMCの様子が収録されているのですが、もう……この一言が当時の東北のB'zファンの皆さんにとってどれだけ励みになったかを考えると、目頭が熱くなりますね。


SET LIST
01.さよなら傷だらけの日々よ
02.さまよえる蒼い弾丸
03.Don't Wanna Lie
04.ピルグリム
05.BE THERE
06.Homebound
07.ボス
08.命名
09.DAREKA
10.Splash
11.Brotherhood
12.BLOWIN'
13.イチブトゼンブ
14.裸足の女神
15.Liar! Liar!
16.ZERO
17.DIVE
18.ザ・マイスター
19.C'mon
20.いつかのメリークリスマス
21.ultra soul
22.Calling


以上、15作目の映像作品「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」の感想・レビューでした。
震災を超えて力強く立ち上がる姿を従来よりも更に進化したパフォーマンスで魅せる素晴らしい映像作品です。アルバムツアーではありますが、是非!!


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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