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【B'z】3rd Album「BREAK THROUGH」感想 [B’z]

2018年、遂にB'zのデビュー30周年YEARとなりました!
最新アルバム「DINOSAUR」を引っ提げて、LIVE-GYM「LIVE DINOSAUR」真っ最中のおふたりですが、デビューから30年が経過しても未だに最先端から加速し続けています。
昨年Official Website上で公開されたカウントダウン動画を眺めながら、折角なのでのんびりとこれまでの作品の感想を残していきたいと思います。

B'z Official Websiteの動画はこちら→B'z Official Website
カウントダウン動画の感想リンクはこちら→【B'z Official Website動画】レビューまとめ

今日は1990年にリリースされた3rdアルバム、「BREAK THROUGH」の感想です。




1990年に発売された「BREAK THROUGH」ですが、1st&2ndシングル・アルバム同様にシングルアルバム同時リリースを行います。
当時、アルバムを3枚リリースするまでに結果が出なければ後がないとされていたB'z、おふたりにとって勝負の1枚となったのが本作でした。
ロックを基にしながらバラエティに富む楽曲が詰め込まれた本作にはおふたりの漲る思いが感じられます!
ジャケ写は当時流行っていたというビジュアル系を意識している為、ふたり共今では貴重なばっちりメイクで写っています。
特にブックレットの稲葉さんは……もはや宝塚状態笑。
ちなみに松本さんも初期ギターの代名詞ブルーギターを携えてポージングしてます。

上記の通り、非常に挑戦的な作品となっているのですが、個人的には大好きな作品のひとつです。
というのも、「BREAK THROUGH」は今のB'zから一番遠い作品なのではないかと感じるのです。
前作「OFF THE LOCK」は「Mixture」での新録やライブで披露される曲があり、次作「RISKY」はメジャー曲「Easy Come, Easy Go!」の存在や、アルバム全体に流れるハードさが今のB'zのHRの源流を思わせるのですが、本作でのメジャー曲は「Mixture」で新録された「今では…今なら…今も…」のみ。かつ当該曲もインパクトの強い「Mixture」収録曲の中ではおとなしめで、あまり目立ちません(ファンの方には怒られそうですが……笑)。
B'zファンになってからの私は当時の最新作「Brotherhood」から一枚ずつアルバムを遡って聴いていったのですが、その中で本作に巡り会った時には本当に衝撃を受けました。
同じB'zでありながら、ロックからデジタル、ラップまで様々な表情を持つこの作品にすっかり惹かれてしまったのでした。
特に昔のB'z作品を知らない方に是非聴いてほしい名作です。
「B'z」の作品群の持つ懐の深さ、幅の広さに改めて気付かされる一枚となるはず。


01.LADY-GO-ROUND
アルバムと同時リリースされた3rd Single表題曲です。
具体的なレビューは【B'z】3rd Single「LADY-GO-ROUND」感想をご参照ください。

02.B・U・M
B'zの音楽制作集団「B+U+M」(B'z Unreal Music)のテーマソング。
「B+U+M」はアルバム「LOOSE」の前に解散されてしまいましたが、きちんと歌は残っています。
チーム皆で歌っている感じがいいですね。
ラップ調かつ英語詞というのがなんとも革新的!
稲葉さんの英語はやはり格好いいですね。
そして曲ラストの缶が倒れる音は一体何なんでしょう……笑。

03.Break Through
アルバム表題曲。
個人的には初期3作品の中で最も好きな曲かも知れません。
明るい曲調と歌詞でありながら、サビで暗めに展開するメロディーがたまりません。
歌詞も前向きで素晴らしいです。
「誰もが羨望の眼差し そんな女のようさ、夢は」なんて、よく言ったもんです。
ギターが刻むメロディーラインとアウトロのソロもたまりません。
まだ聴いたことがない方、是非その若い傑作に触れてみてください。

04.BOYS IN TOWN
In Your Townならぬボーイズインタウン。
若き稲葉青年が渋谷を題材に歌った曲です。
私の中で街といえば、「MY LONELY TOWN」でも「HOMETOWN BOY'S MARCH」でもなくこの曲です笑。
イントロは少し暗めに始まるのにサビに向かって明るく展開していく曲構成が特徴的です。
稲葉氏の「もっともっと気持ちいいことしたぁい!」という台詞がかわいらしいです笑。
そんな中、間奏で差し込まれるTAKのギターソロは稲妻のように響き渡ります。

05.GUITARは泣いている
稲葉さん、自分を見ながら歌っているんじゃ……とファンを無茶苦茶期待させる曲です笑。
タイトルよろしく全編にわたってTAKのギターが咽び泣く音色を堪能できます。
最初はしくしく……が気付けば最後は号泣。
そしてところどころのぞくTAKのコーラスも見逃せません。
ちなみにタイトルは、ビートルズの名曲「While My Guitar Gently Weeps」から着想を得たそうです。

06.LOVE & CHAIN
3作目の2nd Beatです。
具体的なレビューは【B'z】3rd Single「LADY-GO-ROUND」感想をご参照ください。

07.となりでねむらせて
ポップさと幸せに溢れたほんわかソングです。
電話無精を生まれつきの悪いビョーキさ!と言い放つ稲葉氏が清々しいです笑。
ずっと相手に対して話しかけている、実は珍しい構成の曲です。

08.HEY BROTHER
B'zの中でも特別な意味を持つ単語「Brother」ですが、実はここが初出です。
初期B'zのラップソングです。
初めて聴いた時はまさかヒップホップを放り込んでくるなんて……とびっくり。
この懐の深さも「BREAK THROUGH」の魅力ですね。

09.今では…今なら…今も…
マストアルバム「Mixture」でリマスターされた曲です。
もしかして新しめのファンからすると一番のメジャー曲かも?
歌詞の切なさもいいですが、何といってもイントロで鳴くギターが存在感抜群です。
間奏のギターソロやアウトロも美しく、是非じっくりと聴いて頂きたい一曲です。
松本さんが全編コーラスを担当されているのもポイントです。

10.SAVE ME!?
イントロの稲葉さんの荒い呼吸が鬼気迫る笑、本作のコメディ枠です。
また悪い女に引っかかっています笑。
歌詞に「PURPLE HAZE!」とある通り、ジミヘンの「PURPLE HAZE」のリフが入っていたり遊び心満載ですが、格好いいギターフレーズが目白押しです。
ラストの稲葉さんの台詞も文句なし!

11.STARDUST TRAIN
ファン人気の高い隠れた名曲です。
イントロの綺麗なピアノの旋律から一気に臨場感溢れる展開で進むナンバーです。
歌詞は不倫を扱っており、前作「OFF THE LOCK」収録の「NEVER LET YOU GO」然り、初期B'zに時々登場する許されない恋を歌う切ない曲となっています。


以上、3rd Album「BREAK THROUGH」の感想でしたが、是非このタイミングで聴き直してみてはいかがでしょうか。
新たな発見があるかも知れません。

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