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【ルパン三世劇場版】LUPIN THE ⅢRD「血煙の石川五エ門」感想【☆×3】 [ルパン三世]

今年はルパン三世50周年記念YEAR!
ということで、早速本日公開のLUPIN THE ⅢRDシリーズ最新作「血煙の石川五エ門」を劇場で観てきたので、感想を残しておきたいと思います。

LUPIN THE ⅢRDシリーズといえば、原作のハードボイルドさを踏襲し、TVシリーズに見られるようなルパンの義賊的側面やコミカルさを一切排除した「大人のルパン」を描いた作品です。
前作「次元大介の墓標」を観てもとにかく完成度が高く、満を持して五エ門登場ということですから期待感も高まります。
「次元大介の墓標」のレビューはこちら
レビュー以下はネタバレ注意です。


【ストーリー】
「俺達があいつにとどめを刺してどうする」

日本。
伊豆沖を進む賭博船で、襲撃された鉄竜会の組長を救ったのは、若き用心棒・石川五ェ門だった。だが直後に大爆発が起こり船が大破。組長も命を落とす。爆発の原因は斧を武器に使う大男だった。一旦は男を追いつめた五ェ門だったが逃げられてしまう。一方、賭博船から金を奪うことに成功したルパン三世と次元大介、峰不二子は、洋上のボートからその様子を目撃する。

「バミューダの亡霊」――大男はそう呼ばれていた。かつて戦場で2,000人を殺戮した兵士でコードネームはホーク。なぜそんな男が日本にいるのか?公安の銭形警部はホークの足取りを追う。
そして、組長の葬儀の場で、裏切り者の汚名を掛けられた五ェ門も、その屈辱を晴らすためホークを追うのだった。

その頃、ルパンたちは、伊豆山中のアジトで、札束を前に祝杯を挙げていた。そこに突如ホークが現れる! ホークの目的はルパン、次元、不二子の処刑であった。アジトを脱出したルパンたちの車とホークのバイクが激しくチェイス。と、いきなり巨木が倒れかかってくる!
巨木の上に現れたのは、ホークを仇と追う五ェ門だった。
「助太刀無用!」
そう言い放つ五ェ門。ホークとの死闘が始まる。
だが――!!




【レビュー】
☆×3
※☆×5:最高! ☆×4:オススメ ☆×3:普通 ☆×2:微妙 ☆×1:無理かも

構成は前後編に分かれており、綺麗に1時間で終了。
前作より大幅に増加した作画枚数との触れ込み通り、とにかく五エ門が動く動く……!
特に後編の人斬りアクションは圧巻です。

時期としては、まだルパン一味に加わる前の五エ門であり、TVシリーズの初対面時よりも更に若い(というか「青い」)印象があります。
まだ悟りの境地にまで至っておらず、時に自分の強さに高慢さすら感じる五エ門が、ホークに一度敗れ、そして再度立ち上がるまでの話です。

――という、正直非常にシンプルなストーリーです。
勿論五エ門が悟りを開くまでにボロボロになっていく様子や銭形の活躍(前作ほとんど出番がなかっただけに)、ホークの無敵さなど見所はあるのですが、前作の次元が撃たれるシーンやルパンの仕掛けたトリック等に比べると、少しシンプルすぎるかなというのが感想の一つでした。短い上映時間の中で、五エ門が立ち直るまでの時間が結構かかるのも焦れる要素の一つかも知れません。

その分、覚醒した後の後編のアクションは見事! 見応えたっぷりです。五エ門が画面上を暴れ回ります。
しかし、痛々しい描写やタイトル通り流血シーンも多い為、苦手な方は覚悟して観に行くことをオススメします。個人的には血は全然OKでしたが、痛々しいのは……ちょっときつかったかも。
(そういう意味で全力でオススメできず☆3にしてしまいましたが、その痛い描写OKであれば☆4です笑)

また、今回はただ五エ門を見守るルパンの姿が格好いいです。
まだ味方になっていない五エ門に対して、助太刀はせず、ただ壁を乗り越える姿を見届けるルパン。
そんなルパンに恩義を感じ、最後は用心棒(?)の働きを見せる五エ門。
次元とは異なる絆を深めていく姿が印象的でした。
ちなみに、次元は前作に比べるとすっかり相棒感が強くなっており、不二子ちゃんはあいかわらずクールです。
残された謎も多く、今後どのような展開があるのか楽しみですね!







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