【映画・感想】「カメラを止めるな！」感想【☆×4】：魂に火を点けろ！：SSブログ

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【映画・感想】「カメラを止めるな！」感想【☆×4】　[映画・観劇] [編集]

今巷で話題になっている「カメラを止めるな！」を観てきたのでレビューを残しておきます。
うーん……何を書いてもネタバレになりそうなので難しい。
ネタバレなしでアドバイスできることだけ書いておきます。

・グロ耐性がない方は少しきついかも。私はあまりない方ですが、一応OKでした。
・カメラ酔いする方は酔い止めを飲むか後方席での観覧をおすすめします。私は車酔いする方なので、一部やばそうな時は少し視線を外しながら観ました(結果的には大丈夫でした)。

公式ホームページはこちらです(↓)が、観ないで行った方がいいかも。
http://kametome.net/index.html

レビュー以下はネタバレ注意です。

【ストーリー】
「何があってもカメラを止めるな！！」

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。
本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる！
大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
どうなってしまうのか？

【レビュー】
☆×4
※☆×5：最高！　☆×4：オススメ　☆×3：普通　☆×2：微妙　☆×1：無理かも

本作の売りは、ストーリーが2度始まるということ(前半部分はあくまで「劇中劇」であること)、前半が37分あるけれどカメラ長回しの1テイク撮影になっていること、そして低予算(撮影費用300万円)であるということですね。
私は最初の1つを知った上で観に行ったのですが、知らないで観た方がより楽しめたかなと思います。でも今色々なメディアで取り上げられていますし、「ストーリーが2度始まる」と「ゾンビ映画要素がある」ということはどうしてもわかっちゃうかな。
ただ、前半が早く終わることがわかっていなければ怖くて観に行けなかったと思うので、そういう意味ではよかったです。

良い所としては後半パートで伏線(前半パートの違和感)を回収していくのが気持ち良いところです。
ゾンビが徘徊している建物の外に出て行ってしまう人や、斧で頭割られているのに普通に生き返る人、落ちて動かなくなってしまうカメラ、そしてその後の映像のブレ感、謎の足、違和感のある演技、いきなり挿入される説明台詞……前半パート観ている時は「これ大丈夫か？」となりますが、大丈夫です。きちんとわかるようになっています。
後半部分はクスクス笑えるシーンが多く挿入されていて楽しいです。
そして、主役の監督がいつもは映像作品を「仕事」と割り切り、質を「そこそこ」で済ませてしまうのに、本作には熱が入って熱くなるところは良いですね。
またキャストだけでなく陰で支えるスタッフの方々の努力も見応え十分。
37分の長回し映像も(わざと完成度低く作ってはありますが)や、音と演出の合わせ方も面白かったし、後半パートを観るとモノづくりをしている人なら共感してしまうと思います。

だから余計に何も知らずに観ていれば……もっと楽しめたなぁというのが残念。
そして、前半部分のグロ(血の飛び方は相当です。R指定ないのかな？)と作品の性質上仕方ないんですがカメラの揺れは結構観ていてしんどかったです。
後半パートに入って本当にほっとしました笑。

上記が大丈夫な方であれば、話題作でもありますし観て損はありません！
よろしければ是非。