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【ルパン三世TVシリーズPart4】第12話 イタリアの夢 後篇【☆×4】 [ルパン三世]

現在深夜放送中のルパン三世TVシリーズPart4。
1クール目の締めは「イタリアの夢」、完結編となります。
レビュー以下はネタバレ注意です。


【ストーリー】
「あんたすげぇよ、俺様のハートに火を点けちまった」

天才科学者・浦賀航が遺した奇書。
ついにその書物を解読したルパンは、何故か眠りについてしまう。夢なのか現実なのか摩訶不思議な世界に迷い込んだルパン。これが「イタリアの夢」なのか…!?
そして、若き日のレベッカと死んだはずの浦賀と出会うルパンは、浦賀に「イタリアの夢」の真相を聞く事となる。
一方、暴走化した二クスがルパンを追う! そして、二クスとルパンの最終決戦の時が迫り…!!





【レビュー】
☆×4
※☆×5:最高! ☆×4:オススメ ☆×3:普通 ☆×2:微妙 ☆×1:無理かも

「イタリアの夢」完結編ということで、夢の世界に入り込むルパン。
訳のわからない世界観がVS複製人間のマモーの島を思わせます。
「ルパンは夢を見ないはず」という五エ門の言葉も、VS複製人間とリンクしていますね。
この辺りの超設定は過去のルパンでもあったので、ありかなと思えます。

イタリアの夢の中で、レベッカの過去を見るルパン。
浦賀の「お前が初めて飲むのは最高の赤ワイン」という言葉で、レベッカが白ワインしか飲まない理由がわかります。
スリルを求める生き方も「リベルタスに生きろ」という浦賀の言葉に従った結果だったのですね。

「アインシュタインってきっと寂しがり屋よね、だって相対性理論って相手がいなきゃ成り立たないもん」

普段は破天荒なキャラですが、本当は一途で純粋なレベッカの魅力がよくわかる回でした。
最後赤ワインを作ろうと笑うレベッカもかわいいです。

また、ルパンVSニクスも白熱したアクションも見どころのひとつ。
ルパン走りはパートⅠから引き継がれています。
また、ニクスの強さの秘密もわかりますが、第7話「ザッピング・オペレーション」で暴走しかけた際に、雨の中のレベッカの映像がスローモーションになった演出にも意味があったんですね。

最終的にはMI6に撃たれたルパンとニクス(だいぶ流血していましたが、無事なところを見ると麻酔銃?)
銭形のとっつぁんがボロボロのルパンを助けに来てくれます。
ルパンの台詞の中の「愛」がオープニング前のモノローグ「イタリアが愛の国であるならば」にかかってくるのもにくい演出でした。

そして、今回の隠れたキーパーソンは、少ない台詞の中でしっかりと存在感を見せた五エ門かなと思います。

「ルパンは夢を見ないはず。ならば何を見ているのだ、ルパン」
「ルパン何処へ? 死ぬなよ、ルパン」

正に1クール目の最終回に相応しい回でした。









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