【ルパン三世劇場版】「ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE」感想【☆×4】：魂に火を点けろ！：SSブログ

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【ルパン三世TVスペシャル】ルパン三世V..｜【B’z・稲葉浩志】4th Digita.. ブログトップ

【ルパン三世劇場版】「ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE」感想【☆×4】　[ルパン三世] [編集]

今週末はルパコナを一気見しました。
昨日のTVスペシャルに引き続き、今日は劇場版。
レビュー以下はネタバレ注意です。

【ストーリー】
「探偵ごっこはやめとけってパパに言われたろ？」

ある日、月島の宝石店へ怪盗キッドが盗みに入る。
コナンはスケートボードでキッドを追跡するが、あと一歩のところで突如現れた何者かにスケートボードを一刀両断され、取り逃がしてしまう。その手口から、コナンはスケートボードを斬ったのは石川五エ門だったこと、またキッドがルパン三世の変装であったことに気付く。
一方、コナンの追跡を振り切ったルパンは、アラン・スミシーと名乗る謎の男に連絡を取っていた。不二子を人質に取られたルパンは、テストとしてキッドに変装し、盗みをさせられていたのだった。

翌日、テレビで海外の人気アイドル・エミリオが来日したというニュースが流れ、そのニュース映像にかつてヴェスパニア王国の事件捜査で協力した次元大介の姿を見付けたコナンは、ルパン一味が何かを企んでいると睨む。
同じ頃、米花町の銀行の金庫で厳重に保管されている宝石チェリーサファイアを盗むというルパンの予告状が警察に届き、万全の態勢を敷いて待ち構える銭形と佐藤、高木だったが、ルパンにまんまと出し抜かれ、チェリーサファイアを奪われてしまった。

その頃、エミリオの宿泊するホテルを訪れた園子とコナン、蘭、小五郎は、エミリオの日本公演が何者かによって脅迫されていることを知る。
果たして、エミリオを脅迫しているのは何者なのか。
またアラン・スミシーの目的は一体何なのか。
そして、ルパン達は何故日本に現れたのか？

【レビュー】
☆×4
※☆×5：最高！　☆×4：オススメ　☆×3：普通　☆×2：微妙　☆×1：無理かも

前回がルパンの世界にコナンが入ってきた・・・という体であるのに対し、今回は舞台が米花町ということで、正しくコナンの世界にルパンが入ってきた作品となっています。
そもそもの原作が異なるので、パワーバランスがコナン側に寄ってしまうことは仕方ないのかなと思いました。
そういう意味で、ルパンファンは前回のTVスペシャルの方が純粋に楽しめると思います。
コナンが万能過ぎてルパン側のレベルが下げられていたり、結果的にはコナンが何もしなければルパン側の活躍のみで万事うまくいっていたのではと思う所もあるので、微妙かも。
個人的にはコナンの万能・超人ぶりがあまり好きではないので（ルパンと銃を向け合って「ハワイの射撃場で親父に仕込まれた」と堂々と言い放つのも、日常的に人を殺すこともあるルパンへの台詞としては滑稽では？）、ルパンがコナンに一目置いて守ろうとする設定等も少ししっくりきませんでした。

しかし、前回に比べてパワーアップしたところも多くあり、観る価値は十分にあります。
前回はルパン三世VS名探偵コナンといいつつも共闘のみでしたが、今回はしっかりと対決要素も組み込まれています。
また、前回ほとんど出番のなかった五エ門が大幅に出番を増やし（冒頭から前回の出番を取り返すように、斬鉄剣でコナンのスケートボードをまっぷたつにします）、アクションシーンも増加。
ヴェスパニア王国ではそんなに発砲しなかったのに、日本で発砲しまくっています笑

そして、見どころのひとつオープニング！
これは必見だと思います。
コナンとルパンがお互いのオープニングを紹介するのですが、ルパン側は何とTVシリーズPart1のオマージュ。懐かしくて良いです。
また、コナンの紹介をルパンが軽妙な語り口でするのも楽しいです。

本編でもジュリアや魔毛狂介が隠れていたり、五エ門が百地三太夫に変装していたり、コナン側のキャラクターはキッド含めて総出演だったりと双方の作品のファンがニヤリとできる作りがそこかしこに散りばめられていて、スタッフの熱意とファンへのサービスが溢れています。

前回同様MVPはやはり次元です。あいかわらずカリスマ教官扱い。
「パパ謝るから」「せきにんとってね！」など、完全にコナンとのコンビが板についています。

そして、最後の謎解きはさすがコナンですね。
まさか前作とあんなにリンクするとは思いませんでした。
前作を観ていないと完全に置いていかれますが、観ていれば「ここでこう来るか！」と感動するかも。
昔縁のあった女性の為に働くルパンというのも、ルパンらしいかなと思いました。

以上、色々と書きましたが、TVスペシャル含めてどちらも完成度が高く、是非万人にオススメしたい作品だと思います。