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【ルパン三世TVスペシャル】ロシアより愛をこめて【☆×3】 [ルパン三世]

現在深夜放送でTVシリーズを放映しているルパン三世。
昔のTVスペシャルをのんびりと見返しています。
レビュー以下はネタバレ注意です。


【ストーリー】
「ねぇお嬢さん、それはもらいすぎだ。これで十分だよ」

1917年の旧ロシア帝国、ロマノフ王朝の最後の皇帝ニコライ2世が保有していた金塊。その中の500トンが、ロシア革命勃発直後に流出していたという。
金塊を狙ってロマノフ王朝に関わる本を図書館に借りに来たルパンであったが、その本はジュディという女性が借りていた。
同じく本を狙う謎の男達から襲撃を受けたジュディとルパン達だったが、本の最後のページに記された暗号を解読した結果、金塊がテキサス州にある銀行バンク・オブ・リバティーに隠されていることを突き止めた。

一方、悟りを開く為に修行の旅を続けていた五エ門は謎の教祖ラスプートンに斬鉄剣を奪われ、彼の用心棒をする状況に陥っていた。
ラスプートンは人の心を読む能力を持ち、その力で様々な人々の心を掌握し、莫大な暴利を貪っていた。
彼の狙いもルパン達と同じく、ロマノフ王朝の金塊であった。

果たしてルパン達は、無事金塊を手に入れることができるのか。




【レビュー】
☆×3
※☆×5:最高! ☆×4:オススメ ☆×3:普通 ☆×2:微妙 ☆×1:無理かも

今回はロマノフ王朝の残した金塊がターゲットになります。
タイトルは完全に007を意識していますが、内容は・・・?
007風味を楽しみたいのであれば、今放映中のTVシリーズPart4の方が楽しめると思います(ジェームズ・ボンドを意識したキャラクターやMI6も全編に亘って出てきます)

さて、前回の「ナポレオンの辞書を奪え」でも言及した通り、とにかく作画崩壊が激しすぎる本作。
冒頭から物議を醸すオープニングで幕を開けます(この頃は胸全部出ても大丈夫だったんですね・・・笑)

今回の見どころは意外にレトロなお宝の盗み方(個人的には結構好きです)と悪役が小物といえどキャラ立ちしているところかなと思います。
個人的にはこの作品は私が小さい頃にリアルタイムで観た初めてのルパンなので、思い出補正がかなり働いており、改めて観るとツッコミどころ満載だったりしますが、プラスマイナス相殺して普通に楽しめるかなと思います。
が、TVスペシャルの打ち切り危機を迎えさせる程の低視聴率だったそうなので、あまり期待して観ない方が良いかも知れません笑
不二子ちゃんは随分子供っぽいですし、銭形のとっつぁんは可哀想を通り越して哀れですし、五エ門はあまりにも情けない状態・・・。
安心して観られるのは次元のファンくらいかも知れません。
何かと次元の目が描写されるシーンが多いです。

ターゲットの金塊を正攻法で盗もうとするルパンですが、金塊の運び方はシンプルで好きなんですけど、その前段の銀行強盗は服装がそのままだったり覆面で目が見えないはずの次元が全く問題なく発砲していたりとツッコミどころ満載です。
でも、支配人は憎めなくていいキャラですね。

ボスキャラのラスプートンは相手の心が読める上に戦闘能力もまぁまぁある厄介な敵ですが、ルパンの攻略法が幼心にとても衝撃的だったのを覚えています。
次元も驚いていましたが、その手があったかとやけに納得してしまいました。
少しあっけなさ過ぎた感も否めませんが・・・。
一方でラッキーはとても良いキャラですね。

不二子ちゃんさえも利用するゲストヒロインのジュディは綺麗ですが、最後のシーンはあまり感情移入できなかったり(正体はなんとなくわかっていたものの、少し唐突過ぎる気が・・・)、何より五エ門が情けなさすぎて少し消化不良です。

そんな訳で思い出補正で普通レベルかな・・・といった本作ですが、五エ門と演劇するルパン・次元のシーンは少しかわいらしいので観る価値ありかと思います笑









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